アポスティーユとは!!!
みなさん、アポスティーユってご存知ですか?少し今日のブログは難しい内容です。しかし、とても大事なので是非ご一読ください。
ちなみに私はアポスティーユの存在をフランスへの出国5日前に知りました。(知るのが遅すぎた。)
アポスティーユとは、日本の官公署や自治体などが発行する公文書(つまり戸籍抄本・謄本などなど)に外務省が「この書類は嘘偽りのない書類ですよ!」というお墨付きを与えることです。これは、日本国内でしか貰うことができず、尚且つ、なぜアポスティーユが必要なのかはっきりとした理由がないと貰うことができません。
【こちらで申請手順を確認できます↓】
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000548.html
アポスティーユの取得には、直接外務省まで出向けば翌日には貰うことができ、郵送での申請でも、最長で2週間くらいだそうです。
話は変わりまして、フランスは留学生であっても、3ヶ月以上フランスに滞在する場合、フランスの学生と同様に社会保険に加入することが義務付けられています。私は、この社会保険に入るに際し、提出書類のうちの1つとして、日本で発行した戸籍抄本の法定翻訳を提出するよう求められました。(保険会社によって求められる書類は異なるので、各自ご確認ください。)
法定翻訳とは、フランスで「この人が行った翻訳は信憑性があるものとして認めます」と承認をされた翻訳家によって行われたものです。
では、日本で戸籍抄本を取得して、それを法定翻訳してフランスに持って来れば手続き関係では問題なし!安心!
……というわけでもないのです。近年、戸籍抄本の法定翻訳だけでは受け付けてもらえず、日本の外務省のお墨付き、つまりアポスティーユが付いた戸籍抄本の法定翻訳でないとダメですよ〜と言われてしまうケースがあるそうなのです。
ストラスブール領事館の職員さんのお話では、3年前くらいから、高頻度でアポスティーユの有無を確認されるようになり(シャルリーエブド事件の影響でしょうか…)また最近、アポスティーユの有無は問われなくなってきているということでした。
実際のところは、非常に曖昧で、窓口で担当する職員さんによって変わってくるようなのです。(頼むから統一してくれ…)
フランスらしいと言えばフランスらしいですが。
私はこのブログ記事の最初に申し上げた通り、出国5日前にアポスティーユのことを知りました。時すでに遅し。両親に手続きを委任し、出来上がった書類は郵送で送ってもらうことにしました。(本当にごめんなさい。)
私は、この記事では学生の社会保険を例にあげましたが、他のところでも戸籍抄本・謄本の法定翻訳を求められる場合があります。
私のように後になってから手続きをするのは本当に厄介で面倒です。(日本にいる家族にも迷惑をかけてしまいますからね!)
戸籍抄本・謄本の法定翻訳は現地でやってもらうこともできるので、とりあえずアポスティーユはつけてきましょう。絶対です。余力があれば、アポスティーユを付けた上で法定翻訳までしてフランスに来ることが出来れば100点満点!ただ、フランスで法定翻訳をしたほうが安い場合もあるので、そこは家族とご相談ください。
悪い事は言わないので、とりあえずアポスティーユですよ!!!